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2009年8月号
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2009年8月号 ![]() ![]() 世界同時不況のあおりを受け、大企業から零細企業まで押し並べて業績不振、経営が苦しいように見えますが、果たして、どの会社も内情は同じでしょうか? なかには不況の影響で前期や今期の決算内容は悪くても、不況が起こる前までは業績が順調で、優良資産やキャッシュフローを蓄えていて経営体力的には問題のない企業、不況の谷を脱すれば業績回復が見込める企業は意外とあるものです。そういう優良中小企業では、多くの経営者が自社株の株価の高さから、事業承継対策に頭を悩ませています。 そこで、上場企業の株価が下がっているこの時期に、類似業種比準価額方式を主体とした評価法で自社株の株価を算定し、相続時精算課税制度を用いて後継者に生前贈与するプラン――贈与税の納税猶予制度を使わない事業承継対策として、生命保険の活用も合わせて経営者に提案してみてはいかがでしょう。 |
特集
大不況の今こそ、事業承継対策を!
―このタイミングで自社株の株価を算定し、
後継者に贈与するプランを提案しよう―
<おもな内容>
第1章 自社株の株価の確認
自社株の納税猶予制度は事業承継の“万能薬”か?
上場企業の株価、公示地価の傾向に注目
非上場株式の評価とは
類似業種比準価額方式とは
純資産価額方式とは
体力のある企業は今こそ、自社株評価を
第2章 相続時精算課税の活用
相続時精算課税制度の概要
納税猶予制度との違い
第3章 民法の特例の可能性
民法における遺留分の特例の概要
生命保険と遺留分
第4章 まとめ