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    ~生命保険と企業年金・退職金共済を比較して~

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法人向け保険は損金になるほどいいってホント?!
~生命保険と企業年金・退職金共済を比較して~

トータルライフプランナー 高橋 昭

 

● 全損の法人向け長期定期保険なら必ず節税できるの?

 

  全損の生命保険商品が最近、マスコミからも注目を浴びています。全損とは、保険料を全額損金算入できるという意味で、「節税」や「返戻率」をアピールしてセールスしている生命保険会社もあり、利益が出ている中小企業等の決算対策として経営者や役員の方の関心も高いようです。保険料支払いで課税所得を減らし利益を圧縮できるところがミソです。この結果として法人税を少なくすることができます。そして解約返戻金がピークを迎えたタイミングで解約すれば、払い込んだ保険料の多くが戻ってくるのですが、そのままでは益金として課税されてしまうので、役員が退職するタイミングに合わせて、退職金支払いの損金算入と相殺するのが一般的です。

  また、退職金を平準的に積み立てできることもメリットであり、生命保険に入っていなかったら多額となる役員退職金をいきなり準備できないケースもあると思います。

  最近発売されている全損の法人向け長期定期保険は、生活保障や災害保障重視と銘打っており、加入当初の一定期間は疾病死亡保障を抑制することで、当初のコストが抑えられるため、前払い保険料分が多くなり、貯まるキャッシュバリューもより大きくなります。当初の疾病死亡保障を抑えている特性は契約時査定を簡便にする効果もあります。お客様、保険営業されている方双方にとって便利な保険商品なのです。

  ただし、節税と言っても実際は課税の繰り延べです。課税を完全に回避できているわけではないことに注意する必要があります。

  ですから、損金算入できる保険で経営者の退職金準備をした場合、保険料支払時の損金算入メリットを享受するために解約返戻金の受取による益金計上と退職金払出しによる損金算入で相殺することが必要なのは先に述べたとおりです。そのタイミングでないと、メリットを活用しきれません。

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