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アンカリング効果-お客さまは最初に見た数字に左右される

茂木経済塾主宰 茂木 喜久雄

 

1.はじめに

 

  今回紹介するのは「アンカリング効果」というものです。次のような経験をしたことはありませんか。

 

【事例-1】

  Aさんは、夕食の食材を揃えるためにスーパーに買い物にいきました。すると当初予定していなかったミカンやバナナまで購入してしまいました。お店の中では「安い!」と感じたのに、家に帰って改めてみると、いつもと変わらない価格であることに気が付きました。

 

【事例-2】

  同僚のBさんのスマートフォンを見ると、数ページにわたってアプリがギッシリになっていました。倹約家のBさんですが、通勤時間の合間に手を出した対戦ゲームにずいぶん課金をしてしまったそうです。しかも、すでにやめてしまったゲームでも、なかなか削除できないと話しています。

 

  モノの購入に関して最初の目に入った数字が原因で、認知上のバイアスがかかるケースが考えられます。今回のテーマはこの買い手から見れば「最初に見た数字」、売り手から見れば「最初に見せる数字」について考えてみたいと思います。

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