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第241回 姉さん女房は不利なことばかりではない

社会保険労務士 桶谷 浩

 

● 年金の受給、年上妻は不利なのですか?

 

 夫が年下、妻が年上(俗に言う姉さん女房)の家庭の不満に、「加給年金がもらえない」「振替加算をもらえる期間が短い」ということから夫が年上の家庭に比べて不利ではないかというのがあります。

 先日も奥様が年上の家庭の方が二人続けて年金相談にいらっしゃいました。奥様のほうが疑問に感じていらっしゃるのか、同じような質問をされました。今回はこれについて考えてみようと思います。

 以下の事例では、本体の年金(老齢基礎、老齢厚生年金)は法律通り受給されており、それにプラスの年金となる、加給年金、振替加算のみに絞って説明します。ここに不満の原因があるからです。

 

Aさん夫婦……夫(3歳年上)、妻が専業主婦の世帯

夫が65歳から妻が65歳になるまでの3年間 加給年金(年間38.98万円)を受給。
夫が68歳(妻が65歳)で加給年金が終了、振替加算(今年65歳を迎える人で年6.2万円、今年60歳を迎える人で年3.2万円、年齢により異なります)が妻に終身(65歳からの平均余命=24年)支給される。

Bさん夫婦……夫(3歳年下)、妻が専業主婦の世帯

妻が65歳になっても、何もなし。
夫が65歳(妻が68歳)になった時、既に妻は65歳を超えているのでいきなり振替加算が妻に終身(68歳から21年)支給される。

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