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No.3735 今年のGW、3分の1が「10連休以上」

● 4分の1は10連休が嬉しくない

 

 皇太子殿下の天皇御即位に伴い、2019年5月1日は休日(祝日の扱い)となる。このため祝日法の関係(前及び翌日が祝日である日は休日となる)から、4月30日と5月2日が休日となり、今年のゴールデンウィーク(GW)は、4月27日から5月6日までの10連休となる。10連休となると、仕事はもちろんのこと私生活にも大きな影響がある。
 金融機関は10連休すべて休みとなる。会社の総務人事や経理の担当者は給与振込、支払いや口座引き落としなどでミスが生じないように細心の注意を払うようにしたい。
 さて、「10連休になるのでは?」と昨年秋から話題になったが(実際に「天皇の即位の日及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律案」が閣議決定されたのは2018年11月13日)、どのくらいの人が10連休をとれるのだろうか。総合旅行プラットフォーム「エアトリ」を運営する株式会社エアトリでは、昨年10月から11月にかけて、10~70代の男女1,117名を対象に「2019年のGW10連休」に関するアンケート調査を実施している。調査結果によると、「10連休以上」休めそうな人と「5~6連休」休めそうな人が同率1位でともに33%であった。ただし、「10連休以上」の回答者は2018年のGWがわずか6%だったのに対し、2019年のGWが33%と大幅に伸長していることから、このたびのご即位による大型連休誕生効果はかなり大きいようだ。
 このGW10連休に対してどう思うかという質問には、半数近くが“嬉しい”(「とても嬉しい」と「まあまあ嬉しい」の合計47.9%)と答えている。しかしその一方で、4分の1が“嬉しくない”(「全く嬉しくない」と「あまり嬉しくない」の合計22.4%)と回答しているのが興味深い。旅行料金などの高騰や出先での混雑が予想されるため躊躇してしまうという声がけっこうあるようだ。

 

● 10日間もあるから、休養もレジャーもどちらもしたい

 

 10連休の活用の仕方は、上位3つが「自宅でゆっくり休む」(61%)、「海外旅行」(43%)、「国内旅行/帰省」(36%)という結果であったが、注目すべき点は、例年より長い休暇が見込まれることから、「自宅でゆっくり」と「海外旅行」の両方の回答者は24%、「自宅でゆっくり」と「国内旅行/帰省」の両方の回答者は29%も占めており、休養とレジャーのどちらも取り入れたいという人が多いようだ。

 

● 10連休の影響は様々なところに

 

 パートタイマーや派遣社員の場合、今回の10連休のように休日が増えるとその分収入が下がることから一部では不満の声も上がっている。なかには連休中に別のアルバイトをすることを検討している人がいても不思議ではない。また、10日間連続して営業や販売ができないことで売上が減少する業種もあるので、会社として何らかの対策をとらなければならないところもあるだろう。
 実際に10連休をとる人も結構いるわけだが、会社経営者の目線で考えれば10連休後の従業員のモチベーションのことも心配しないとならない。たっぷり休んだあと久々に出勤しても、今までのような仕事の感覚を取り戻すまでに時間がかかる人もいるだろう。このように10連休は多方面で様々な影響を及ぼすことになるわけだが、ほかにも改元によって書類や帳票類の変更、情報システムの改修など、やらなければならない仕事がいろいろ増えるので各方面と調整してトラブルにならないよう早急に着手したい。

 

 

2019.04.15

 

 

2016-07-02_182733

 

庄司 英尚(しょうじ・ひでたか)

株式会社アイウェーブ代表取締役、アイウェーブ社労士事務所 代表

社会保険労務士 人事コンサルタント

 

福島県出身。立命館大学を卒業後、大手オフィス家具メーカーにて営業職に従事。その後、都内の社会保険労務士事務所にて実務経験を積み、2001年に庄司社会保険労務士事務所(現・アイウェーブ社労士事務所)を開業。その後コンサルティング業務の拡大に伴い、2006年に株式会社アイウェーブを設立。企業の業績アップと現場主義をモットーとして、中小・中堅企業を対象に人事労務アドバイザリー業務、就業規則の作成、人事制度コンサルティング、社会保険の手続き及び給与計算業務を行っている。最近は、ワーク・ライフ・バランスの導入に注力し、残業時間の削減や両立支援制度の構築にも積極的に取り組んでいる。

 

公式サイト http://www.iwave-inc.jp/
社長ブログ http://iwave.blog73.fc2.com/