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No.3739 安心できるリフォーム業者の選び方

 家族構成や身体状況の変化に鑑み、マイホームのリフォームを検討する人は少なくありません。とはいえ、近年では悪質な業者も存在しますので、業者への依頼を躊躇される人もいるようです。安心できるリフォーム業者はどのように見分ければ良いのでしょうか。

 

● リフォーム詐欺の手口を知る

 

 まず疑うべきなのは、訪問販売によるリフォームの案内です。その場合、ダイレクトにリフォームについて話すのではなく、無料点検や保険でカバーできる、行政機関の名前を出すこと等が多いようです。その他にも「外から見たら屋根瓦がズレている」、突然無料の診断・点検を始めて「不備が見つかったのですぐに直さないと危ない」などと、不安を煽るような言葉で契約を促す手口があるようです。
 これらの手口は聞き慣れており、知った手口のように感じるかもしれません。ところが、実際に対応するのが高齢者等の場合、信じてしまう可能性もあるのです。リフォームに限ったことではありませんが、訪問販売は基本断る、ドアを開けないようにするなど、どのように対応するのか、家族全員で情報を共有しておくことが必要です。

 

● 安心できる業者とは

 

 詐欺等の被害が発生したことにより、国土交通省では「住宅リフォーム事業者団体登録制度」を創設。国が定めた要件を満たした住宅リフォーム事業者団体を国が登録、公表することとしました。2019年3月現在、14の団体が登録されていますので、リフォームを検討している場合には、それら登録団体のいずれかの構成員となっている業者かどうかを確認してから選ぶと良いでしょう。
 もちろん、同制度に該当する業者でなくても優良な業者はたくさんいますし、地域によっては該当する業者を見つけられないということもあるのではないでしょうか。そのような場合には、必ず複数の業者から見積もりを取って、不審な請求項目はないか? 他の業者と比べて著しく高額になっていないか? 等を確認して業者を選ぶ必要があります(見積りに関しては該当業者を利用するときにも同じことが言えます)。

 

● どこまでリフォームするのかを明確にする

 

 身元のしっかりした業者を利用したにも関わらず、予想以上に費用がかかってしまったという話を耳にすることもあります。これは実際にリフォームをするときによくあることなのですが、せっかくだからと当初予定していた箇所以外もリフォームしてしまうのが原因のひとつ。リフォームを依頼するときには、リフォーム箇所と予算を明確にして依頼するようにします。
 省エネや断熱のためのリフォームで要件を満たせば助成金が出るものもありますし、介護保険から補助金が出るリフォームもあります。該当する場合にはぜひ利用したいところです。前述の制度に該当する業者なら、どのようなリフォームが助成金・補助金の対象になるのか、どのように申請すれば良いのかもアドバイスしてくれますので、リフォームの相談だけでなく、リフォームを取り巻くお金に関しても相談に乗ってもらえる心強い味方なのです。迷ったら相談してみましょう。

 

 

2019.04.22

 

 

飯田 道子(いいだ・みちこ)

 

海外生活ジャーナリスト/ファイナンシャル・プランナー(CFP)
  金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。主な著書には、「宅建資格を取る前に読む本」(総合資格)、「介護経験FPが語る介護のマネー&アドバイスの本」(近代セールス社)などがある。
  海外への移住や金融、社会福祉制度の取材も行う。得意なエリアは、カナダ、韓国など。