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ゼロサムゲームに陥らないために経営者がもつべき指標
マネーコンシェルジュ税理士法人 代表社員/税理士 今村 仁
  皆さんのクライアント先の中小企業の業績はいかがですか。アベノミクスとはいえ、まだまだ大変な状況にある会社が多いのではないかと思います。しかし一方で、業績を着実に上げている会社が、近年増えてきているのも事実です。その違いを生んでいる要因の一つが、もしかしたら、「ゼロサムゲームからの脱皮」があるのかもしれません。
  そこで、クライアントや見込み先である中小企業経営者に、以下の指標を教えてあげると喜ばれるのではないでしょうか。
ゼロサムゲームとは?
  ゼロサムゲームとは、ある人が「利益」を得ても他の人にそれと同じだけの「損失」が発生して、参加者全員の損益を「合計(サム)」すると「0(ゼロ)」になることです。企業活動においても、他の会社の顧客を何の付加価値も付けずに横取りした場合、ゼロサムゲームであるといえます。
  一方、付加価値を付けることでそれに魅力を感じた顧客が他社からこちらに移ってきたのであれば、それは「非ゼロサムゲーム」です。会社経営においては、非ゼロサムゲームを目指すべきです。
  弱肉強食、勝ち負けだけの世界であると、ずっと勝ち続けない限りいつかは必ずこちらも負けに属することになります。従来の売上高や利益金額、従業員数などだけを会社の目標数値にしてしまうと、規模を追求することになりゼロサムゲームに陥ってしまいます。
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