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会社で儲けて、個人で損する
マネーコンシェルジュ税理士法人　代表社員／税理士　今村 仁
  今回は皆さんのクライアント先である中小企業によくありがちな「会社で儲けて、個人で損する」というテーマでお伝えします。
■ 会社は儲かっているのに、社長個人は…
  会社ではたくさん儲かっているのに、社長個人では大きくマイナスとなっている経営者の方は、思いのほか多いです。社長個人のマイナスとしては、例えば…
  ・個人の不動産投資で失敗した
  ・原野商法などの詐欺まがいに引っかかった
  ・貸した金が返ってこない
  ・異性間のトラブルが頻発
  ・離婚に次ぐ離婚
などです。
■ 欲望の強さは、意志の強さ
  その理由を考えてみましょう。会社を儲けさせた社長というのは、会話をしていても総じて人をひきつけます。人をひきつけますから、いろんな人が周囲に現れます。儲かってくるとよく聞くのが…
  ・会ったこともない親戚からの連絡
  ・同級生（？）らしい人からの連絡
  ・過去に面識のある女性からの連絡
  また、儲けるのがうまい社長は、好奇心旺盛で、総じて欲深いです。欲望の強さは意志の強さ、とも言われます。会社で儲けるためには、社長の欲深さは必要です。
  但し、それもバランスを崩し過ぎると、望ましくないものに手を出してしまったり、周囲からの反感を買ってしまったりすることもありますので、注意が必要です。
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