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経営者は語るべきものを持つ
マネーコンシェルジュ税理士法人 代表社員/税理士 今村 仁
今回は、クライアント先や見込先の経営者と面談する時などにも参考にしていただける「経営者として本当にやるべき事は何か」を、経営者からの視点でお伝えします。
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エコノミックアニマルと言われているが、どう思うか?
1979年というと、日本では1955年からオイルショックの1973年まで続いた高度経済成長期後の「安定成長期」にあたります。それまでには、東京オリンピックや大阪万博なども大成功させ、日本ここにありと世界に記憶させています。また、日本製品が猛烈な勢いで海外に輸出され、日本が特にお金の面において、多大な影響力を持っていた時代でもあります。
そんな時代に、時の首相である大平さんが、フィリピンのマニラで開かれた国連貿易開発会議(UNCTAD)総会に出席されました。ちなみに、当時のフィリピンと日本の関係といえば、30数年前の太平洋戦争で日本は侵略国、フィリピンは被侵略国だったことから、現地のフィリピン人は、「過去は戦争で侵略し、今度は経済で侵略するのか?」という思いがあったことでしょう。
そんな背景の中、UNCTAD出席後の記者会見でフィリピン人記者から大平首相へ、次のような質問がありました。
「エコノミックアニマルと言われているが、どう思うか?」
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