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基本的に国民年金保険料(もっとも一般的な月払いかつ現金払い)は、翌月末日が保険料の納付期限になります。(なお余談ですが厚生年金の保険料も国民年金保険料と同じく翌月末日が納付期限です。従業員給与からの引き去りは会社によりまちまちですが、会社から年金機構に納付する保険料は、4月分は5月末日が納付期限となります。)
これが口座引き落としになると当月の末日に引き落とされます(厚生年金の場合は翌月末日というのは変わりません)。4月分であれば4月末日です。翌月末日と比べて1カ月期限が早くなっているのです。
つまり口座引き落としになると自動的に、「保険料1カ月前納」の取り扱いとなります。
6カ月前納も1年前納も同じ理由で、口座振替と現金納付では1カ月納付期限が違うため、同じ期間の前納であっても少し有利さが違っています。
国民年金保険料の納付額(平成25年度) |
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1ヶ月 |
6ヶ月 |
1年 |
保険料額 |
15,040円 |
90,240円 |
180,480円 |
現金支払 前納 |
なし |
89,510円 |
177,280円 |
(730円割引) |
(3,200円割引) |
口座振替 前納 |
14,990円 |
89,210円 |
176,700円 |
(50円割引) |
(1,030円割引) |
(3,780円割引) |
割り算すればどの程度割引かれて有利かはすぐわかりますが、丁寧に割引率も厚生労働省発表資料の中にでています。
(口座振替)
1カ月前納 0.3%
6カ月前納 1.1%
1年前納 2.1%
(現金納付)
6カ月前納 0.8%
1年前納 1.8%
1年前納の口座振替による保険料の納付ならば2.1%の割引、昨今の預貯金利率を考えるならば、当たり前ですが保険料を月払い等で支払うより、1年前納したほうが断然お得と考えられる方は多いでしょう。事実、何らかの形で前納をされている方は全体の18.3%、そのうち10.8%は一番有利な1年前納(口座振替+現金納付)を利用されています。さすがにみなさん、この有利な制度には敏感でよくわかっていらっしゃるようです。
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