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5月27日、生命保険協会が「確定拠出年金(企業型)の統計概況(平成25年3月末現在)」と「企業年金(確定給付型)の受託概況(平成25年3月末現在)」を公表しました。確定拠出年金(企業型)と、企業年金(確定給付型)のうちの厚生年金基金および確定給付企業年金の規模を比較すると下表のようになります。
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件数 |
加入者数 |
資産額 |
確定拠出年金(企業型) |
規約数 4,221件 |
443万人 |
6兆7,610億円 |
厚生年金基金 |
受託件数 560件 |
426万人 |
28兆8,892億円 |
確定給付企業年金 |
受託件数 1万4,676件 |
796万人 |
50兆 259億円 |
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加入者数では、確定拠出年金(企業型)は厚生年金基金を上回るようになりましたが、資産額では大幅に下回っている状況です。また、確定拠出年金での受給者数は統計概況では公表されていませんが、厚生年金基金の受給者数は300万人近くいる一方で、確定拠出年金では一時金受給を選択する人が多数を占めることもあり、その受給者数は遠く及びません。
確定拠出年金については資産規模を拡大したいという趣旨から、昨年(平成24年)に行われた成長ファイナンス推進会議とりまとめ(7月9日)及び日本再生戦略(7月31日閣議決定)において、成長マネーの供給拡大策のひとつとして、制度の普及及び拡充が盛り込まれました。また、関係各所より制度改善の意見等も寄せられていることを踏まえて、厚生労働省は、「確定拠出年金制度について(平成13年8月21日年発第213号)」を平成25年3月29日付で改正しました。
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