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医療でかかるお金を「分解」してみよう
ファイナンシャル・プランナー/蓋INKS 代表 山田 静江
  病気やけがで手術や入院、通院したとき、あるいは介護が必要になったときにどんな費用がかかるか心配ですね。医療保険や介護保険のしくみがわかっていても、実際その身に起こってみると予想外の出費があるかもしれませんし、逆に案外お金がかからないかもしれません。この連載では、「どういうとき、どういうお金がかかるのか」を事例や現場の取材を基に書いていきたいと思います。
■ 病院に支払う医療費等について
  第1回目の今回は、病気やけがで入院(通院)したらどういうお金がかかるのか、その内訳と内容を見てみましょう。
@入院の医療費(健康保険適用)
  入院料、医学管理料、投薬料、注射料、処置料、手術・麻酔料、検査料など、医療行為にかかる費用です。健康保険が適用になる治療であれば、窓口での支払いは1〜3割のみです [解説1参照]
解説1)医療費の自己負担割合
対象 割合
0歳〜未就学児 2割*1
小学生〜69歳 3割
70歳〜74歳 現役並み所得者 3割
一般 1割(2割)*2
75歳以上 現役並み所得者 3割
一般 1割
*1 自治体によっては乳幼児や中学生までの子どもの医療費の自己負担分が助成されます。
*2 経過措置として現在は1割負担ですが、今後2割負担となる予定です。
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