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胆石症で胆嚢摘出術
ファイナンシャル・プランナー/蓋INKS 代表 山田 静江
3日間入院
かかった費用: 入院期間中の医療費等の負担
(窓口負担は約15万円)
入院雑費(3日間)
通院(入院前に5回)
通院(退院後に1回)
約4.2万円

約1.5万円
約2.7万円
約0.1万円
■ 再発のない胆嚢を摘出する手術を選択
  大手メーカーに勤務するサラリーマンの大沢浩さん(50歳・仮名)は、40代に入った頃からお腹周りにぜい肉が付き、メタボリック症候群が心配な体型になってきていました。とはいえ、会社の健康診断などの結果を見ると、各種検査の数値はぎりぎりセーフのレベルだったことと、営業職で接待などの機会が多いことから、特に対応策も取らぬまま過ごしていました。
  ある日、食後にみぞおちの部分に激しい痛みを感じました。食べ過ぎかなと思っていたところ、我慢できないほどの痛みになってきたため、奥様に送ってもらって近くの病院に行ったところ、胆石症との診断でした。
  胆石というと、石を薬で溶かす方法(胆石溶解療法)や、体の外から音波の一種である衝撃波を当て石を小さく砕いて排出させる方法(体外衝撃波結石破砕術)などが有名ですが、大沢さんの場合は、前述の方法では再発リスクが高いことや、胆汁の流れが悪くなって肝臓にも影響が出ていたことなどから、胆嚢摘出を勧められました。医師の説明に夫婦ともに納得できたことや、このような痛みを再び経験したくないことから、大沢さんは胆嚢摘出術を受けることを決心しました。
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