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両側慢性硬膜下血腫の手術で入院
ファイナンシャル・プランナー/蓋INKS 代表 山田 静江
両側慢性硬膜下血腫で入院・手術
かかった費用: 
<手術前の通院の費用>
検査(2回)
11,050円
<入院・手術の費用(2日)>
入院時の医療費・食事代・差額ベッド代・雑費 91,885円
<手術後の通院の費用>
検査等(6回)・雑費 30,410円
合計
約133,345円
■ 雪道で転倒し頭にコブ。すぐに検査するも異常なし
  関東地方で7年ぶりの大雪となった日の翌朝、三田奈津代さん(64歳・仮名)は駅の段差で転び、後頭部を強打しました。滑り止めのあるブーツは履いていたものの、かかとから足をついたため、滑ってしまいました。そのときは痛みより恥ずかしさが先に立ち、すぐに起き上がって歩き始めました。
  出先に着いて頭を触ってみると、コブができていました。そのため、近所の脳外科病院でMRIによる検査を受けたところ、結果は異常なし。勢いよく転んでしまったこともあり、頭蓋骨にひびでも入ってしまったのではないかと心配していましたが、異常なしと聞いて安心しました。
  その後コブは1週間程度で消え、痛みもすぐになくなりました。雪道の危険性を痛感し、数日間は「骨折しないで良かった」と笑い話のネタにしていましたが、だんだん転んだことさえ思い出すこともなくなりました。転倒1カ月後くらいから、頭痛を感じるようになったものの、奈津代さんは風邪でも引いたのかと思い市販薬を飲んで過ごしていました。
  ところが、2カ月を過ぎた頃、頭痛は我慢できない激しいものに変わり、頭をハチマキで締めつけられるような感じで、ズーンズーンと痛みました。そこで最初に受診した脳外科病院で再度CT検査をしたところ、血腫が見つかったのです。
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