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医療や介護にかかるお金はここが増える
ファイナンシャル・プランナー/蓋INKS 代表 山田 静江
今後ますます深刻化する高齢化や保険財政の悪化に対応するため、平成27年は、公的医療保険や公的介護保険の分野でいくつもの改正が予定されています。一定以上の収入や資産を持つ人は大幅な負担増になります。
■ 医療保険は、70歳未満で高所得者は負担拡大
  具体的にどのように負担が増えるのか、見てみましょう。
  公的医療保険によって高額の治療を受けたときでも、利用者負担には1カ月ごとに上限があり、超えた分は医療保険から払い戻されます(高額療養費制度)。手術や継続的な治療などで高額の医療費がかかることがわかっているときには、あらかじめ発行してもらった「限度額適用認定証」を提示することで、上限までの支払いで済みます。
  この高額療養費制度の限度額が、平成27年1月以降に変更になります(次ページの図表1参照)。
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