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介護が必要になったとき、どこに相談に行けばいい?
ファイナンシャル・プランナー 柳澤 美由紀
  介護は他人事ではありません。厚生労働省のデータによると、65歳以上の介護保険利用者数は毎年増加しています(図表1)。65歳以上の16.64%、実に6人に1人が要介護・要支援認定者です。介護問題は特別なことではなく、どんな家庭にも訪れる可能性があります。
<図表1:要介護(要支援)認定者数の推移>
  介護が必要になったときに、真っ先に相談に行ってほしいのは「地域包括支援センター」です。高齢者問題を専門に扱う相談センターで、無料で相談することができます。
(1)地域包括支援センターとは
  介護保険法の改正により平成18年4月に誕生したセンターです。高齢者やその家族の介護、介護予防、生活上の悩みなどの相談を受けています。高齢者に必要な支援は何かを検討し、介護保険、福祉、保健、医療などさまざまな専門機関につなげるなどの解決策を提案してくれます。具体的には図表2のような業務を行っています。
<図表2:地域包括支援センターの業務例>
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