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医療保険とがん保険を迷っているお客さまへのアドバイス
ファイナンシャル・プランナー 黒田 尚子
●  医療保険では、実際にがんにかかる費用に対しては‘役不足’
  「医療保険とがん保険って、どっちを優先させたらいいですか?」―お客さまから、こんなご相談を受けたセールスパーソンは少なくないはずです。
  そんなとき、あなたはお客さまにどうお応えしていますか?
  「幅広く病気・ケガ全般をカバーする医療保険をベースにすべきです」あるいは「がんはお金がかかりますから、まずがん保険に加入しておきましょう」など、考え方はさまざまです。
  私個人といえば、実はがん告知を受けた時、医療保険には加入していましたが、がん保険には加入していませんでした。つまり医療保険を優先したわけです。FPとして10年以上仕事をしていたにも関わらず、がん保険に加入していなかった最大の理由は、「まさか自分ががんになると思っていなかったから」
  恥ずかしながら、その当時、私はがんというのは、遺伝による影響が大きいと思い込んでいました。自分が乳がん告知を受け、がんの9割が生活習慣に起因するものだということを知った時の驚きは、今でも忘れることができません。
  がん保険は加入していなかった私ですが、もちろん医療保険はタイプの異なる商品を複数加入していました。その上イザという時のための医療貯蓄も準備済みです。
  しかし、がんの備えに入院保障をベースにした医療保険では‘役不足’感を否めない、というのががんサバイバーとしての率直な感想です。
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