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がん患者でも加入できるがん保険とは?
ファイナンシャル・プランナー 黒田 尚子
  私は、一般のお客さまやがん患者とそのご家族、FP、医療従事者など幅広い方々を対象に、がんという病気やそれに対する経済的備えに関するセミナーや講演を行うことが多々あります。その際に、受講者の皆さんが、突然はっと顔をあげて、熱心に耳を傾けだすテーマがいくつかあるのですが、この「がん患者でも加入できるがん保険」というのも、お客さまの関心が高いテーマの1つ。
  今回は、がんに罹患した人でも加入できるがん保険等にはどのようなものがあるか、加入時には、どのような点に留意すれば良いかについて考えてみましょう。
●  がん患者でも加入できるがん保険とは?
  人間とはおかしなものです。いつでも手に入るときには、別に欲しがらないのに、それが手に入りにくくなると、どうしても欲しくなってしまう。誰でも一度くらいは、そんな経験や気持ちになったことがあるでしょう。
  保険も同じく、健康なときにはどんなに勧められても加入しなかったのに、病気になった途端、「ああ、あのときに加入しておけば良かった」と深く後悔するのです。そして、「今からでもなんとか加入できないだろうか」と考えてしまいます。
  そんなお客さま心理を反映してか、数年前から「持病がある人でも加入できる」といった保険の広告や案内等を目にすることが増えてきました。
  そして私自身もがん患者から「再発や転移に備えて保険に入っておいた方が良いでしょうか?」といったご相談をよく受けます。
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