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そのアドバイスが顧客満足度の決め手に!
〜お客さまもお医者さまも「診断書」で困っています!〜
ファイナンシャル・プランナー 黒田 尚子
  先日、医療従事者とがん患者さんが集まって懇談していたときのこと。あるがん患者さんが、給付金請求時の診断書について語り始めました。
  その方曰く、がんに罹患したことを保険会社の担当者に告げ、給付金の請求書類を送ってもらうよう依頼した際に、病名や手術方法、入院期間などをその担当者に伝え、給付金がどれくらいになるか聞いたそうです。しかし、実際に振り込まれた金額はそのときに聞いた額より多かったのだとか。おそらく該当する手術名が高い給付倍率のものだったのでしょう。
  この話を聞いて医師が、「えっ、診断書をどう書くかで、もらえる給付金の金額が違うの!?
  医師は責任重大じゃない」と驚きの声を上げました。
  さて、今回は保険金・給付金請求時に必要かつ重要な書類ともいうべき「診断書」について考えてみたいと思います。
● 診断書をどう書けばよいのかわからない医師は多い
  一般的に、医療保険やがん保険の給付金を請求する場合、お客さまにご記入いただく「給付金等請求書」と病院・診療所が発行する「診療報酬明細書(領収書)」、そして医師が記載する「入院・手術等証明書(診断書)」を保険会社に提出する必要があります。
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