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燃料輸入の増大(原発停止による)と電気機器(エレクトロニクス産業)等の輸出力の低下を要因に、過去最大の貿易赤字に直面している。 |
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A |
海外事業投資の拡大に伴う所得収支の黒字増加やロイヤリティ収入の増加に伴うサービス収支の赤字縮小は進行しているものの、貿易赤字の拡大分を埋めるには至っていない。 |
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B |
稼ぎ頭である製造業、中でも三本柱とされてきた電気機器の低迷が顕著であるが、輸送用機器や一般機械についても、過度な円高是正による輸出増大の効果はまだ見られていない状況。 |
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C |
特に、海外生産移転(特にアジア)が進んだことにより、資本財や部素材を通じた大幅な輸出増加を期待しにくい構造にあることに留意が必要。 |
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D |
こうした中で、為替の安定、輸出先景気の改善(特に米国や欧州)や海外新規顧客の開拓等により、今後の輸出増加を期待する声が多い。 |