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「一事が万事」とは、ある1つのことができている(できていない)人は、そのほかのこともできている(できていない)であろう――という意味です。
今回は、私がそんなことをふと思ったエピソードをご紹介します。
4年くらい前、保険営業の荒川真奈美さんからボールペンをお借りしたときのことです。
私も職業柄、ボールペンの書き味にはうるさいのですが、そのペンの書き味があまりに滑らかで素晴らしかったことに感激して、「今まで使った中で一番使いやすいボールペンですよ!」とお伝えすると、荒川さんは、《我が意を得たり》、つまり、《よくそこに気付いてくれました!》といった表情で、そのボールペンを使う理由を解説してくれました。
それを私の理解で整理すると、こうなります。
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保険営業の仕事は、お客さまに大事な書類を書いていただく仕事であるので、書きやすいものを用意するのは当然である。お客さまには気持ちよく書いていただきたい。 |
A |
そこで書きにくかったり、インクがかすれて出ないようなことがあると、自分自身が《使いにくい営業員》みたいに思われて嫌だ。 |
B |
相手が使いやすさに気づいたり、また、文具好きだったりすると、思わぬ形で会話が弾むことがある。 |
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