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苦労して得たことを形にして積み上げる
有限会社T.S総合企画 代表取締役 津田 秀晴
  前回は、私の抱えるトラブルを積極的に解決してくれたショップ店員さんの話を書きました。
  要約すれば、その店員さんは、労をいとわずに積極的な気持ちで問題解決を引き受けることで、顧客満足度と、自分自身の実務知識(スキル)を高めていた“デキる人”だった――という話でした。
  実際、自分で苦労して解決した経験のみが、他人と差別化できるスキルとして積み上がっていきますし、一流の営業マンやビジネスマンは、それを自分の付加価値(セールスポイント)としています。
  今回は、それを住宅販売の分野で実践し、長年にわたって自分独自のスキルを積み上げているトップ営業マンの方を紹介したいと思います。
  以前、拙著『トップ営業マン“決め”の一言』(PHPビジネス新書)で取材させていただいた三浦良太さん(積水ハウス仙台支店泉パーク東店 店長)は、チームでは2期連続で全国1位、個人では主力事業である鉄骨戸建販売実績において(およそ1800人中)、平成19年に全国5位、平成23年に全国1位など、例年トップクラスの成績を挙げている営業マンです。
  その三浦さんの営業の特徴の1つは、自分から自社住宅の素晴らしさをアピールするのではなく、住宅展示場などでの声掛けの段階から、「お客さんの考えを聴く営業」に徹していることにあります。
  そのためのツールとして、三浦さんのチームが使っているのが、《オリジナルのパワーポイントプレゼン》です(*以前、私が取材した時点では、同じ内容を手製のオリジナルファイルにして使用していました)。
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