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商談中にこんなことはありませんか。間が持たない、ギクシャクしてしまう、わかりやすく話せない――そんな悩みを抱えている人は多いと思います。
私自身、口下手なため説明が苦手な人間なのですが、その解決策の1つとして、ある営業の達人から教わったのが、「小道具を使ったトーク術」です。
その達人とは、私との共著(『ビジネスはほめ上手になるとうまくいく』河出書房新社刊)もある城戸啓太郎さんです。城戸さんは、営業マンとしても、また営業管理職としても非常に優れた方であり、私の師匠の1人でもあります。
城戸さんがユニークなのは、手近にある紙にペンで図解しながら説明するのはもちろんのこと、テーブルの上にある物を手当たり次第に使って、立体的かつダイナミックな説明を展開することです。
例えば、以前、私が相談を持ちかけていたときには、いつもこんな感じのやり取りになりました。
津田: |
「実は、○○のことで迷っています」 |
城戸: |
「迷っている原因になっていることはいくつあるんだい? 重要と思う順に挙げてごらんよ」 |
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