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芸は身を助く【お絵描き編】
有限会社T.S総合企画 代表取締役 津田 秀晴
  小さなお子さんがいるご家庭での商談では、時として、お子さんが退屈して話に割って入ったり、ぐずって騒いだりして、大事な話に集中しづらいことがあります。
  今回は、そんなときに役に立つ“工夫”をご紹介したいと思います。
  これまで私がお会いしてきた営業マンの中で、何人か、とても絵の上手い人たちがいました。正確に言うと、彼らは美大を出たような専門的なスキルがあるのではなく、特定の人気キャラクターや動物、あるいは自分の似顔絵などを、可愛く描く練習をしていた人たちです。
  彼らは、訪問先の家庭に小さなお子さんがいると、その場で簡単な絵を描いてあげたり、お客様宛のメモなどの隅にサイン代わりに小さく描いていたのです。
  ちなみに、ある保険営業マンの方は、そうする理由として、次の2点を挙げていました。
   そうした絵が描けるとお子さんに静かにしていてもらいやすくなること
   その家のお子さんから次の訪問を楽しみにするぐらいに好かれると、とても仕事がしやすくなること
  なるほどと思った私は、それ以来、自分でも仕事やプライベートで小さなお子さんと会ったときには、できるだけ絵を描くようにしていました。たしかにお子さんが好むような絵が描けると喜ばれますし(うちの息子も含めて)、初対面の親御さんとの会話も弾みます。そして、大事な話もしやすくなります。
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