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友人の人材コンサルタント夏目俊希さん(株式会社ピープルディレクション代表取締役)から聞いた話です。
夏目さんが転職支援をしたクライアントで、現在、MR(Medical Representative=医薬情報担当者)として活躍しているAさんがいます。
夏目さんによると、AさんがMRとして成功した理由の1つに、《ドクターが困っていることは何か? 自分にできることは何か? を常に考えて行動したこと》があるそうです。
例えば、Aさんは《1回の訪問につき1つ、ドクターのニーズを聞くことができなければ帰らない》というルールを作っていました。
自社の薬を勧めることは二の次。「この薬をお願いします!」とは一言も言いません。
それどころか、ドクターの話によっては、わざわざ他社のMRに対して、「あなたの薬を今、○○先生に紹介したら使ってくれるはずだよ」と声をかけることもありました。「そのMRの会社の薬を使うのがそのドクターにとって最適な選択だと思うから。」というのがAさんの言い分です。
そんな営業活動を続ける中で、彼は、地域の開業医(ドクター)たちには共通の悩みがあることに気づきます。
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