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物事を反対側から見る
有限会社T.S総合企画 代表取締役 津田 秀晴
  先日、家族をクルマに乗せていたときのことです。
  踏切の手前まで進んだところで警報機がなり、遮断機が下りてしまいました。列車進行方向表示器を見ると、上下に2本の矢印が出ているので、しばらく時間がかかりそうです。
  しかし、私はその状況を喜んでいました。
  なぜなら、うちの幼い息子は電車を見るのが大好きで、ふだんから近所の踏切に連れて行っては、「どんな電車が通るのだろう?」「VSE(小田急ロマンスカー)だったら嬉しいね」という会話をしているからです。
  以前なら、「運が悪い」と舌打ちしたところですが、今は、よほど急いでいるときでなければ何本でも待つことができます。子供が同乗していなくてもそうなのですから、人間、変われば変わるものです。
  と、冒頭でこんな話を書いたのは、踏切での足止めを喜んでいる自分の姿に気づいたときに、ある知人のエピソードを思い出したからです。
  もう10年以上前の話ですが、私は生保セールスパーソンの鎌田さん(女性・仮名)に、「営業という断りの多い仕事を楽しむコツ」を尋ねたことがあります。
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