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「なりたい営業パーソン像」を実現するための3つの行動
有限会社T.S総合企画 代表取締役 津田 秀晴
  寒中お見舞い申し上げます。
  皆様はどんな年末年始をお過ごしになりましたか。
  私の話をさせていただければ、正月から学生時代の友人と「これからどんな仕事をしていきたいか?」「そういえばなぜ今の仕事を始めたんだっけ?」といった話を初心に帰ってじっくりと語り合う機会がありました。
  昨年は体調を壊したこともあって個人的には悩み多き1年ではありましたが、友人との語らいによって仕事に向かう気持ちを新たにすることができました。
  そこで、新年第1回は、「どんな営業パーソンになりたいか」――その理想像を実現するうえで役立つ3つの行動をご紹介したいと思います。
「自分がどんな営業パーソンでありたいか?」を言葉にする
  新年早々に目標を立てる人は多いと思いますが、ビジネスパーソンにとって、つい陥りがちなのは、《数値目標に気を取られすぎる》ことだと思います。
  私の場合も、自営業ということもあり、最初に考えたのが「業績をどう維持するか」ということでした。しかし、すぐにもっと大切なことを思い出し、冒頭のような友人との語らいになったのです。
  事実、長年トップ営業パーソンである友人たちの話を聞くと、具体的な数値目標を立てることは必要ですが、それと同時に、「(中長期的に)自分はどんな仕事をしていきたいか?」や「どんな営業パーソンでありたいか?」といったことを、具体的に言葉に表して常に確認することも重要であることがわかります。
  なぜなら、そうしたブレない軸を持っている人と、そうでない人とでは、行動力や仕事の質、判断のスピード、ねばり、ストレスへの耐性、目の輝き……といったあらゆることが違ってくるからです。
  例えば、私の知人のベテラン営業パーソンは、もう数十年にもわたって、ある同じ言葉(個人的な内容なので割愛しますが……例えば「何かを判断するときには必ずお客様の利益を優先する」といったことです)を手帳の中の目立つページに記していて、毎年手帳を更新するたびにまずその言葉を書き写し、毎日読んでいるそうです。
  私から見て、意志の強さでは雲の上のような存在の人でさえ、そうやって自分の行動がブレないようにしているわけです。
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