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1年ほど前、東名高速道路を名古屋に向かって走行中のこと、「カチーン!」という音がしたと思ったらフロントガラスの左側にひびが入りました。飛び石が当たったのです。
最初はほんの小さなひび割れだったのが、時間が経つにつれ、手のひらくらいの大きさの蜘蛛の巣状へと広がっていきます。
私は、運転をしながら、どうすべきか迷いました。目的地に近いとはいえ、このまま運転すべきか? いやすぐに高速を降りた方がいいのか? どこに修理に出そうか? 現地での予定はすべてキャンセルだな……などと考えながら、携帯電話から「迷わず」連絡をしたのは、私がそのクルマ(中古)を買った営業マンの方でした。この連載でも以前ご紹介した鹿子島信夫さん※です。
あいにくすぐにはつながらなかったのですが、鹿子島さんはすぐに折り返し連絡をくれました。
運転中の私に代わって、妻が一連の経緯をお話しすると、鹿子島さんはまずフロントガラスの構造を説明して「大丈夫ですよ。一気に割れることはありませんから」と言いました。妻の声がホッとしたのがわかります。
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