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自信を無くしたときに試してほしい
「自分への6つの質問」
有限会社T.S総合企画 代表取締役 津田 秀晴
先日、ある営業マンと「営業で成功する人ってどういう人だろう?」という話になりました。
この話題については、本連載で何度か語っているのですが、今回は《仕事が上手くいかずに敗戦ムードの漂っている人に対してチアアップ(元気づけていく)話》を書きたいと思います。
思い返してみると、私の知っている営業マンにはいろいろなタイプがいて、成功するためには絶対にこういう条件がなければいけないということはありません(ただし原理原則はあります)。
例えば、無口な人、口下手な人、内気な人、根が暗い人、まったくお酒を飲まない人、趣味のない人など、およそ営業には向いていなさそうなトップ営業マンをたくさん見てきました。
彼らが成功しているのは、営業の原理原則をきちっと守りながらも自分の個性を生かして営業をしているからだと思います。
言い換えれば、自分に合ったお客さんを見つけ、自分のできる工夫をしているわけです。
そもそも、雄弁であったり、根っから陽気であったり、勝気であったりすることは、営業マンにとって必要なスキルではありません。
皆様もご存じのとおり、売れない営業マンというのは、《しゃべりすぎる》から売れないのであり、《能天気で図太い》からお客さんの気持ちがわからないのであり、《変なプライドが高い》からすぐに心が折れてしまうのではないでしょうか。
むしろ、繊細で傷つきやすい人の方が、お客さんの気持ちがわかり、自分が傷つかないための工夫を考え抜くので、成功する確率が格段に高いと言えます。
そのことは多くのトップ営業マンに取材した拙著『傷つきやすい人ほど営業は上手くなる』(WAVE出版)でも記してありますので、よろしければご一読ください。
私は、営業職には、次の2つの側面があると思っています。
1つは、「技術職」の側面です。
つまり、原理原則に沿った努力ができれば、誰でもある一定のレベルにまでは成長できる――。某トップ営業マンが指摘するように「多くの人が営業を辞めていくのは、向いていないからではなく、正しいやり方がわからないから」というわけです。
もう1つは、「人間力」の側面です。
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