Home > 営業スキル > 営業の達人「いいね!」話

便りのないのは“悪い”便り
有限会社T.S総合企画 代表取締役 津田 秀晴
  以前、ある部品メーカ―の社長さんと話していたときのことです。
  私が「会社を訪ねてくる営業マンに対して何かリクエストはありますか?」と尋ねると、その社長さんは、「うちの社員も含めての話だけれど、経過報告をこまめにしてくれる営業マンが少ないね」と指摘していました。
  例えば、商談によって営業マンが何か「宿題」を持ち帰った場合に、その後しばらくは音沙汰がない人が多いというのです。
  こうした営業マンの行動を好意的に解釈すれば、社内で検討中のため報告できる段階ではないのかもしれないし、中途半端な話ではなくきちんと結論が出てから報告するつもりなのかもしれません。
  しかし、社長としては「あの話どうなったかな?」と気になっているのだから、「それならそれで『今はこういう状況だ』と伝えてほしい」と思っているわけです。
  この連載は、私にとっても毎回耳の痛いテーマが続くのですが(原稿がまだできていないときほど編集部に連絡しづらくなるとか…)、たしかに、友人のトップ営業マンたちは、こまめな経過報告を欠かさない印象があります。
  「あの話どうなったかな?」と相手が気にする類の話としては、紹介をもらったときの、紹介者への経過報告もそうですよね。
  よく紹介が出る営業マンの方は、感心するほどこまめに経過報告をしています。
※ これ以降は会員専用ページです