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「今年こそ良い年にしたい」と思っている方へ
有限会社T.S総合企画 代表取締役 津田 秀晴
  あなたに質問です。
「最近、あなたが感激した出来事は何ですか?」
「最近、あなたが(お客様以外で)感謝した相手は誰ですか?」
「最近、あなたが感心した接客やおもてなしは何ですか?」
  こんなふうに聞かれて、少し考えただけで、
「このあいだ、こんな素敵なことがあった」
「○○さんに心からのお礼を言った」
「○○というお店は、とても感じが良かった」
  といったエピソードがどんどん思い浮かんだ人は、今仕事が上手くいっているか、人生を楽しんでいる人だと思います。
  その反対に、腹の立つことや悪いサービスばかりが思い浮かび、良い例がすぐに出なかった人は要注意です。
  というのも、私のこれまでの経験から、何事も上手くいっていないとき(人)ほど、“他人のミスや欠点に目が行く傾向”があるように思うからです。
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  実は、私自身が、昨年はその悪い例にドンピシャに当てはまっていました。
  個人的なことになりますが、昨年は長年の不摂生と慢性的な寝不足から何度も体調を崩し、あちこちの病院にかかりました。幸い、どれも重篤なものではありませんでしたが、痛みや具合の悪さで集中できず、仕事量や収入にもハッキリと悪影響が出ていました。
  そうなった理由には、それまでは極めて順調だったことによる傲慢さもあったのでしょう。歯車の狂いが大きくなるにつれて、どんどん他人への不満や批判、グチが増えていきました。
  私は本連載(営業の達人「いいね!」話)を書いているくらいですから、他人の良い点を見つけてくることには自信があります。だからこそ、普通の人のケースよりも自覚症状がなかったのですが、今から思い返せばこの時期は、明らかに《他人の悪い面》の方に注目するようになっていたと思います。
  しかし、あるとき、ふとそんな自分に気づいてからは、以前、友人のコーチや生保営業パーソンから教わったことを思い出して実行するようにしました。
  具体的には、次の3つです。
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