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働くことで幸せになれる人は、業績も自然と上がる
有限会社T.S総合企画 代表取締役 津田 秀晴
  あなたは、今、働いていて幸せですか――?
  今年1月、NHKで「『幸福学』白熱教室〜幸せの処方箋」という番組がシリーズで放送されていました。海外の大学で行われた特別講義を日本人向けに編集した番組です。
  私はこの数年、特に東日本大震災以来、働くことと幸せについて考える機会が多くなっていたので、とても興味深く視聴していました。
  その中で特に興味を持ったのが、ロバート・ビスワス・ディーナー教授(ポートランド州立大学心理学部)が紹介していた「ジョブ・クラフティング」という理論です。
  これは、「自分の今の仕事は天職だ」と思えるようになるための方法論だそうです。
その内容は、次の3つです。
  @社会的な交流の質や量を見直す
    …… 客や同僚など人間関係の幅を広げる。例えば、美容師が本来の業務である髪を切ること以外に、お客さんと楽しく会話をしていく――など。
  A仕事の意義を拡げる
    …… 例えば、清掃員が自分の仕事を「目の前のゴミを拾う仕事」だと思うのではなく、視野を広く持って、「街をきれいにすることでみんなの健康を向上させる仕事」だと捉える――など。
  B仕事のやり方や範囲を見直す
    …… 例えば、病院で働く清掃員が、(自分の業務範囲ではないのに)壁に掛かっている絵画を、長期入院中の患者のために位置を入れ替える――など。
  さて、私はこれを見たときに、なるほど、と思うと同時に、この考え方は、ビジネスで成功するための方法論にも通じるなと思いました。
  なぜなら…
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