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セールスパーソンからもらって嬉しい連絡、嬉しくない連絡
有限会社T.S総合企画 代表取締役 津田 秀晴
  数日前、あるセールスパーソン(自動車販売)から、数カ月ぶりに連絡をもらいました。
  「特に用事はないですが、しばらく津田さんとお話をしていなかったからお電話しました」――とのことで、その場は簡単な近況報告で終わったのですが、私はこの電話がとても、とても、嬉しかったのです。
  なぜそれほど嬉しかったのか?
  最も大きな理由は、そのときの私はひどく余裕がなく、そのために仕事でミスを犯しそうになり(運よく事前に発見して防ぐことができましたが……)、気分が落ち込んでいたからです。そんなときに信頼できる人の(福の神のような)明るい声を聞き、たわいもない話をすることでとても救われたのでした。
  そこで今回は、この件がきっかけで考えたこと――つまり、「セールスパーソンからもらって嬉しい連絡と嬉しくない連絡はどこが違うのか?」について、私なりにまとめた嬉しい電話に共通する3つの要素を挙げてみます。
用事がなくても定期的に連絡をくれる
  これは契約者(顧客)へのフォローの話になりますが……、手続きの話など事務的な連絡である場合以外にも、こちらの近況について「変わったことはないか?」「困ったことはないか?」と定期的に近況を確認してくれる連絡は、相手がセールスパーソンであろうとなかろうと嬉しいものです。
  逆に、日頃は何の音沙汰もないのに、自分が困ったとき、頼みごとのあるときだけしてくる連絡が嬉しくないのは、プライベートの人間関係でも同じでしょう。
  以前、私の尊敬する経営者が、「大事に思っている相手には用事のないときほど連絡しなさい」とおっしゃっていましたが、まさにその通りだと思います。
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