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私が“しびれた”ドクターのひとこと
有限会社T.S総合企画 代表取締役 津田 秀晴
  前々回から当欄で取り上げている、「セールスパーソンが心から“そういう心境”になることの強み」シリーズの第3回です。
「津田さんは、なぜ私を選んだのですか?」
「1回お会いして少し話しただけでなぜ私のことを信頼してくれたのですか?」
  私は、今までの買い物の中で、セールスパーソン(販売スタッフ)の方たちから、契約後(購入後)にこんなふうに聞かれたことが何度かあります。
  突然、「なぜ?」と言われても困ってしまうのですが――、
  ・ 所属している組織や肩書き(資格など)に信用があること
  ・ 信用できる人からの紹介(保証)があること
  ・ 容姿、服装、持ち物
  ・ 態度、行動(マナーなど)
――といった一般的な判断材料はもちろんのこと、その他に、私が初対面の人との出会いで注目しているのは、《その人の生き方や仕事に対するスタンスが如実に表れている、ふとした言葉と行動》です
  例えば、私が過去に「この人にずっと自分を担当してもらいたい!」と思った例――いつもならセールスパーソンを取り上げていますので、今回はこれまでに私が“しびれた”ドクターの言葉を2つほど紹介したいと思います。
  まず1人目は、ある開業医です。
  私がその診療所を初めて訪れたのは夕方の診察時間がそろそろ終わろうとしている頃でした。そんな状況にもかかわらず、待合室は患者であふれ返っていました。
  それから2時間近く待たされた末にやっと診察を受けることになったのですが、ドクターとお話ししてみて、私はこのクリニックが混んでいる、いや、無茶苦茶に繁盛している理由がわかりました。
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