Home > 営業スキル > 営業の達人「いいね!」話

ほめ言葉検定@ 〜ほめポイント発見力編〜
有限会社T.S総合企画 代表取締役 津田 秀晴
ほめ上手な人はどこが違う?
  以前、この連載で「ほめ言葉」について何度か取り上げたことがありました。ありがたいことに、このたび読者の方からその続編を期待するリクエストをいただきましたので、今回は、「ほめ言葉」について、書きたいと思います。
  ところで、ほめ上手な人とそうでない人の最大の違いは、どこにあるのでしょう?
  当たり前ですが、それは「実際に口に出してたくさんほめているかどうか」です。
  いくら心の中でほめていても、言葉にしなければ相手に伝わりません。ほめ言葉が多少まと外れであったとしても、ほめたほうが、ほめないよりは10倍いいのです。
  「自分は大丈夫。たくさんほめているよ」という人も、周囲の人から見るとそうではないことがほとんどなので要注意です(特に家族に対しては!)。
  そして、もう1つ。「ほめ言葉の種類にバリエーションがあるかどうか」も重要です。
  “ほめ言葉の引き出し”をできるだけ多く持っていたほうが、さまざまな場面や相手に対応できるので、結局、たくさんほめることになるからです。
  そこで、試しに、ほめ言葉のテスト(セルフチェック)を2回にわたって企画してみました。
  まず今回は、「ほめポイント発見力編」です。
  次のシチュエーションにおいて「相手をほめるポイント」を、考えつくかぎり思い浮かべてみてください。
   あるお宅(夫、妻、娘の3人家族)を訪問したら、
玄関に「たくさんのハロウィン・グッズ」と、
娘さんのもらった「作文コンクールの表彰状」が飾ってあった。
  わざとアバウトな設定にしてありますので、場面や細かい設定は、ご自分で自由に作っていただいて構いません。要するに、周りにあるものは全てほめると考えてください。
  何種類くらいのほめ言葉(ほめるポイント)が思い浮かびそうですか? ちなみに、「きれい」→「美しい」のように、同じ対象について言葉を替えただけではまとめて「1つ」としてカウントします。
  答えが浮かびやすいように、いくつか例を挙げておきます。他の解答を考えてみてください。
1) ハロウィンの飾り付けをほめる もの自体をほめる
2) 奥さんの飾り付けのセンスをほめる その人のセンスをほめる
3) ステキな暮らしぶりをほめる 価値観やライフスタイルをほめる
※ これ以降は会員専用ページです