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ほめ言葉検定A 〜ほめ手段のバリエーション編〜
有限会社T.S総合企画 代表取締役 津田 秀晴
あなたは、どのような方法でほめていますか?
  ほめ言葉検定の後編です。
  前回は、《相手を見て、ほめるポイントをどれだけたくさん発見できるか?》というテストでした。
  「可愛い」→「美しい」→「素敵」といった単語のバリエーションではなく、
  ・もの自体をほめる
  ・その人のセンスをほめる
  ・価値観やライフスタイルをほめる
  ――といったように、《ほめる対象のバリエーションをどれだけ持っているか?》という話でしたね。
  こうした“ほめ言葉の引き出し”をたくさん持つ人にとっては、相手を見て「ほめ言葉が思いつかない」などという事態に陥ることはあり得ません。
  さて、後編では、《ほめる手段のバリエーションをどれだけ持っているか?》を取り上げます。
  「私はあなたの素晴らしさをわかっていますよ」ということを相手にどう伝えるかが今回のテーマです。
  次のシチュエーションにおいて「自分の思いを相手に伝える手段」を、考えつくかぎり思い浮かべてみてください。例題は前回のものとほぼ同じです。
   あるお宅(夫、妻、娘の3人家族)を営業で訪問したら、
応接間に娘さんが獲得した「作文コンクールの表彰状」が飾ってあった。
仕事の話はすぐに済んで、その後は、子育ての話や、
ゴルフなどで意気投合し、しばらく歓談した。
  実は、場面設定はどうでもいいのですが、何かあったほうが考えやすいと思い、今回もご用意しました。相手の素晴らしい点ではなく、《伝える手段のバリエーション》を考えてください。
  答えが浮かびやすいように、いくつか例を挙げておきます。
1) オーバーアクションでほめる 「凄いですねえ!」など
2) さりげなく独り言のようにほめる 「凄いなあ…」
「勉強になったなあ……」
「楽しかったなあ……」など
3) 後日、電話でお礼を述べ、ほめる もう一度ほめる
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