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優績者のすることには理由がある
有限会社T.S総合企画 代表取締役 津田 秀晴
  前回は、けん玉を例に出して、苦手なことを楽しみながら、かつ早く上達をしたければ、@実験感覚で統計をとること、A自己流をやめて上手な人に教わること、B教わったことをきちんと観察して正確に実行すること――が大事であると書きました。
  要するに、まずは上手な人のやり方をそのまま真似をして、とにかく回数をこなして基本を身に付けるということです。
  ただし、それと並行して、あるいは次の段階では、もう一つ大事な秘訣があります。さらに上達していくためには、《なぜそれをするのか?――その理由をきちんと理解する》ということです。
  私には『トップセールスマン“決め”の一言』(PHPビジネス新書)という著作があります。
  その取材において、私はさまざまな分野のセールスパーソンに対して、仕事の様子を見せていただいた(正確に再現していただいた)うえでこんな質問をたくさん投げかけてみました。
  ・「なぜそのタイミングでその一言を言ったのか?」
  ・「なぜ違う言葉ではいけないのか?」
  ・「なぜその声のトーンなのか?」
  ・「なぜお客さまをレストランのその席に誘導したのか?」
  ・「なぜあなたはその商品のセールスをしているのか?」
  トップセールスパーソンの皆さんは、私の質問に対して、どんな細かなことでもよどみなく《その理由》を解説してくれました。
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