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スポットライトを相手に当ててみる
有限会社T.S総合企画 代表取締役 津田 秀晴
  今回は、「お客さまが主役か? それとも自分が主役か?」のテーマに戻って、続きを書きましょう。
  以前、ある優秀な保険セールスパーソンからこんな言葉を聞いたことがあります。
  「営業は喜ばれる仕事です。なぜなら結果的に喜んでくれた人がお客さまになるから」
  セールスは断られることが多いため、一般的には「辛い仕事」とか、「頭を下げなければいけない仕事」「できればやりたくない仕事」といったイメージがあります。ダメ営業マンだった昔の私もそうでしたが、実際にそのように思っているセールスパーソンの方も多いかと思います。
  しかし、それは「断り」や「断られた相手」に焦点を当てているからです。断られた相手ではなく、「成約に至った人」に焦点を当てるようにすると、見えてくる景色が大きく変わってきます。
  前述のセールスパーソンの言葉を私なりに補足すると、セールスという仕事は、最終的に、商品(プラン)を勧めたことを喜んでくれた人、自分の仕事ぶりを評価してくれた人(自分を人間的に好ましく思ってくれた人)だけがお客さまとして自分の周りに集まってくる素晴らしい仕事である――。
  要するに、断りと成約のどちらに注目するかによって、仕事への捉え方が180度変わってくるのです。
  そして、その注目の向け方は、前々回までのテーマである「お客さまが主役か? それとも自分が主役か?」という話にもつながっています。
  なぜなら……
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