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火災保険で防犯カメラが設置できる!?
1級ファイナンシャル・プランニング技能士 水谷 力
  生命保険の話を積極的に聞きたいと思っているお客様はあまりいません。そのようなお客様に対して、いきなり生命保険の話題から入るのは、お客様にストレスをかけることになります。それよりも、生命保険の周辺知識から話題に入って信頼関係を作った上で生命保険の話に移った方が効果的です。一般に人は、専門分野の周辺知識に詳しい人には信頼感や尊敬の念を抱く傾向があるからです。ここが、単なる世間話から生命保険の話題に入る方法と異なる、効果的なアプローチトークのポイントです。
着ている洋服に穴が開いても、盗難に備えて
防犯カメラを設置しても、火災保険が活用できます
雨漏りはどうなの?
  火災保険では、「風雨」による損害も支払い対象になると考えている方が少なくありません。でも「風」はともかく、「雨」は一般的には対象になりません。一般的な雨漏りは、屋根や壁からのしみ込み、窓や扉の閉め忘れによる雨水の吹き込みのケースが多いと思いますが、これは、建物本来の機能を有していないことによる損害(inherent vice &/or nature)ということになり火災保険では支払い対象になりません。ただし、強風などで屋根が壊れた結果、雨漏りによる損害が発生した場合は支払い対象になる場合があります。
  一方、雨等による損害のうち、建物が高台にある場合やマンションの高層階に住んでいる場合のように水災(洪水等で下から水が来る場合)のリスクがない場合は、これを補償の対象外(または一時金のみを受け取るタイプ)にすることもできます。これによって保険料を下げることができますから、保険加入時には補償の範囲をよく確認する必要があります。
着ている皮ジャケットに穴が開いたら
  外出先で購入価格が10万円近い皮ジャケットを着用中に、小さな子どもがふざけてぶら下がったために穴が開いた事故がありました。もちろん、補修は難しい状況です。
  着ていた方は、一瞬青ざめました。こんな時は、支払い対象になるでしょうか?
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