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話しやすくて、経営者が聞きたくなるテーマ選び
ベスト・コーチングプロ 代表 須貝 光一郎
これから述べる「セミナー営業」は、法人開拓をはじめようとしている方、あるいは法人開拓がなかなか軌道に乗らない方にお勧めしたい手法ですが、セミナーをやるには、個人マーケットで食べていけるだけの契約を取れること、1か月のうち最低半日ないしは1日をセミナー開催のために充てられること、そしてセミナー開催とその準備のために少額の投資ができることが前提条件となります。
今回は、セミナーを開くうえで最初に悩む「テーマ」について述べます。
●  自分が得意なテーマで話す
  前回の記事をお読みいただいて、一介の営業マンとしてではなく、セミナー講師として経営者と知り合えば、その後の可能性は飛躍的に広がることはご理解いただけたでしょうか。「理解したけれど、私には講師なんて到底務まらない」と思った方もいるかもしれません。テーマの選び方次第でセミナーに経営者が参加してくれるか、くれないかが如実に分かれてしまいますが、難しく考える必要はありません。テーマ選びは、次の3つの要素を全て満たすものを考えればいいのです。
   自分の強み、経験、得意分野を活かせるもの
経営者の関心が高いもの
自分がこれから目指すマーケットの経営者に合致するもの
  一番目の「自分の強み、経験、得意分野を活かせるもの」ですが、ちょっと勉強(復習)すれば話せることの中からテーマを探すということです。講師として尊敬されることを狙って、背伸びをして難しい話をするのは逆効果です。慣れないテーマ、不得手のテーマではボロが出るのが落ちです。経営者の関心を集めんがためにゼロから勉強していたら準備に時間がかかってしまい、本来の仕事に支障を来して本末転倒です。
  「セミナー営業」のコツは、開催を続けていくこと。そのためにはなるべく自分に負荷がかからない方法を選択することが大切です。ですからテーマ選びも、自分が得意とする分野、他人より自分が経験している分野や事柄などをテーマに選びます。そういう点でいうと、前職で培った知識や経験を生かした話なら比較的簡単にできるでしょう。例えば前職が飲食業界だったのなら、店舗での接客術や現在流行りのメニュー、女性客に好感が持たれる店づくりでもいいのです。
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