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経営者に参加してもらうための“道”を付ける
ベスト・コーチングプロ 代表 須貝 光一郎
前回は、セミナーのテーマの選び方を述べました。ちょっと勉強したり練習すれば話せて、これから開拓したいマーケットの経営者の関心をひくテーマであればいいのです。「でも、その話を聞いてくれる経営者の知り合いってそんなにいないんだよな…」と弱気になっている貴方、しかるべきところにセミナー開催のアナウンスをし続ければ、必ず参加者は出てくるものです。今回は、セミナー営業を行う上で最も難しいとされる「集客」について述べます。
●  経営者と知り合える会に出かけよう
  セミナーを開いて経営者に来てもらいたい。そのためには経営者にセミナー開催の案内を周知しなければなりませんが、連載第1回で述べましたように、経営者と生保営業マンの間には接点がない、あっても少ないということがネックになります。
  そこでまず多くの経営者と出会う活動が必要です。そのための手っ取り早い方法が異業種交流会などへの参加です。多種多様な異業種交流会の中から選ぶ際に、次の2つの基準を参考にしてください。1つは、自分に合うものを選ぶ。無理に合わせて参加しても長続きしません。もう1つは、これから自分が行きたいと思っているマーケットの方々が参加する可能性のある会であること。例えば、中小企業経営者をターゲットにしたいなら、最低でも経営者クラスが参加する交流会であること。
  交流会の参加費は、無料から数万円するものまでピンキリですが、経営者が参加されるのは比較的高額な会が多いのです。仮に5万円の異業種交流会があるとします。なかなか出せる金額ではありませんので尻込みしがちですが、それだけ払える人が集まっている会ですから、参加することには価値があります。また、経営者は比較的年配の方が多いですから、当然ですが早朝から活動されている方も多いです。そうなると、朝食会形式の会などはねらい目と言えます。
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