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講師である自分を多くの経営者にアピールし続ける
ベスト・コーチングプロ 代表 須貝 光一郎
前回は、セミナー営業で最も悩まれる「集客」について述べました。「名刺交換したすべての経営者にセミナー開催を案内したとして、果たして来てくれる人はいるのかな?」と弱気になった貴方、たしかに最初は厳しいです。ですが、継続してセミナーを開催することと、継続して経営者と(講師として)知り合う活動をすることは、セミナー営業の両輪なのです。最初のうちは“がまん”が続きますが、継続することによってやがて相乗効果が飛躍的に生まれることを今回は述べます。
●  セミナーで話している様子を動画で公開する
  前回、できれば異業種交流会に出かける前に、練習のつもりで第1回の開催をしてみるようお勧めしましたが、セミナーの開催回数が1ケタのうちは、参加状況は厳しいものが続くと覚悟してください。初めのうちは参加者が誰もいなくても、予定通り会場で話してみましょう。話す練習になりますし、それを録音や録画してチェックして、改善点を見つけるのも効果的です。会場に誰も来なければ、あるいはその時間をセミナーの勉強に充てましょう。かかった費用は会場費くらいですから、ちょっと贅沢なランチをしたと思えばいいのです。
  誰もいなくても実際に話すことで宣伝につなげることもできます。参加者が画面に写り込まない、話している自分を中心とした構図でビデオ撮影することをお勧めします。セルフチェックに役立つのはもちろんですが、セミナーのポイントとなる部分を中心に5分程度に編集して、それをYouTubeなどの動画投稿サイトやFacebookに投稿しましょう。
  そして知り合った経営者全員に、メールやブログ、FacebookなどのSNSなどを通して、セミナーの動画をアップしたことを告知すれば効果的な宣伝もできます。新しく知り合った経営者に会話だけでセミナー講師をしていることを説明するより、実際に講演している姿を動画でお見せするほうがより効果的であることは明白です。
  公開するセミナー動画に参加者が写っていなくてもいいのです。動画を見た方から「誰も参加者が写っていないね」と言われたら、「個人情報の問題もありますから参加者は写さないようにしています」と堂々と答えればいいのです(笑)。
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