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セミナー開催を継続していくための“戦術”を考える
ベスト・コーチングプロ 代表 須貝 光一郎
前回は、セミナーを開催すること、経営者と知り合うこと、開催した実績を周知すること――それらすべてを継続していくことの大切さを述べました。最終回の今回は、セミナーを継続して開催していくための“戦術”について述べます。
●  セミナーで話す時間は正味45分もあればいい
  セミナーで話す時間は1時間も要りません。話し慣れたプロの講師でもない限り、1時間を超えるセミナーでは参加者に飽きられます。講演自体は45分程度でいいと思います。冒頭の挨拶や講演の後の質疑応答の時間を入れて約1時間といったところでしょう。
  慣れないうちは45分話そうとすると時間が余ってしまうかもしれません。そういう場合、テーマに絡めることができて話に整合性があるなら、途中で自分の得意な分野(趣味や嗜好)や保険の話に寄り道しても構わないと思います。保険を売らんがための誘導はいけませんが、“役に立つ知識や情報”として教えるのなら保険の話が入ってもいいのです。
  いつも同じ内容を同じように話していてマンネリを感じるなら、状況によって話す順番を入れ替えたり、導入部や話の途中に出てくる事例をアレンジするなどして変化をつけてみることをお勧めします。同じ内容であっても続けていくことが大事です。
●  セミナー開催の頻度は最低月イチのペースで
  自分に負担がかからない程度という原則はありますが、継続することで効果を発揮させたいなら、セミナーは月に最低1回は開催すべきです。参加者数の多寡を気にするより、定期的に開催を続けていくことが大事です。そのため会場は交通の利便性よりも、料金が安く借りやすい施設を選択することが大切です。
  開催する日取りや時間帯は、「参加してほしい経営者が来やすいのはいつなのか?」を想像して予定を立ててください。たとえば早朝でも来てくれそうなのか、あるいは月末は月次決算で忙しそうだから外すとか、いろいろ試してみたらいいでしょう。
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