Home > 営業スキル > そろそろ本気の保険販売!自分の殻を破る10の法則

 第4回
なぜ、あなたはコピーしないのか
キーストーンフィナンシャル株式会社 代表取締役 大坪 勇二
  あなたが保険のビジネスでもっとも早く、かつ簡単に成功したいなら、お薦めの方法があります。
  それは、その分野での成功者を徹底的に観察し、そしてコピーすることです。
成果を出している人のやり方を丸パクリ!?
  例えば、保険業界10年のベテランで、成功した人を知ってるとしましょう。
  彼はその10年間での試行錯誤の末に選び抜いたもっとも有効な手法、すなわちべストプラクティスを日々実行しているはずです。
  だから、あなたがその人物のやり方を観察することで、あなたは10年という彼が費やした時間をショートカットして成果にアクセスすることが出来るわけです。
  ビジネス、それも営業の世界は、文学や音楽と違って、オリジナリティのある手法というのは、それだけでは価値を持ちません。大事なのは成果を出すことで、その手法を自分で考えついたのかそれとも他人の手法を参考にしたのかは全く考慮されないのです。
  じゃあ、成果を出している人のやり方を丸パクリした方が絶対いいじゃん!
  このことに気付いてからは、私はうまくいっている人を直接訪問し、徹底的にお話を聞くということを始めました。私はこれを、「取材」と呼んでいました。
  私はかつて手取り月収数千円の“無間地獄”で苦しんでいたことがありますが、そこから脱出を果たして、曲がりなりにもトップセールスの世界に入れたのは、まさにこの「取材」のお陰でした。
  最初のころは、当時在籍していたソニー生命の社内の人が対象でした。
  月に1回の社内広報ビデオで好成績を収めている営業マンが取り上げられるのです。
  その人たちを訪ねて話を聞くことから始めました。
  その人の在籍している支社を直接訪問したこともあります。メールを出したこともあります。その人を知っているというマネージャーに紹介をお願いしたこともありました。
  「HOPE(社内広報ビデオの名前)で○○さんを拝見して、そのお仕事ぶりに大変感銘を受けました。本当に恐縮なんですけど、30分ほどお話を伺わせていただけませんでしょうか。」
  そんな感じにシンプルに、しかし丁寧にお願いしたところ、驚いたことに、お願いした全員が私のためにこころよく時間を割いてくれました。
  ただの1人も断ることなく、会ってくれたのです。
  そればかりか、この後何度となく助けてもらうことがありました。
  自分が情熱を傾けていることに対して真剣な関心を持つ相手には、人はジャケンにできないばかりか、好意を持たざるを得ない、ということを学びました。
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