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郊外型地主さんとコミュニケ―ションを
とるために必須のキーワード
相続ジャーナリスト/相続支援ネット 代表 江里口 吉雄
地主さん特有の単語を理解する
  地主さんとなんとかお知り合いになることができ、日常会話を交わすようになると地主さん特有のキーワードに戸惑うことがある。せっかくの地主さんとの出会いをさらに発展させていくためにも何気なく話される地主さん特有の単語=キーワードを見逃さないことが大事である。初歩的なキーワードとして「縄伸び・縄縮み」そして「坪・たん町歩ちょうぶ」がある。
  まず、最初のキーワードの縄伸び・縄縮みである。そもそも縄というこの古典的な言葉は日本人の文化の歴史でもある。現代用語でいえばそれはロープのことであるが、縄は日本人の農耕民族としての生活用具の代表的なものでもあるのだ。戦国時代からその縄を使って農地の面積を測ったのであるが、秀吉が天下をとって太閤検地が行われたときにその縄伸びが顕著になったと言われている。
  説明が後になったが、縄伸びとは土地の面積が公簿面積(登記簿面積)と実測面積(実際に測量した面積)とが一致せずに公簿面積よりも実測面積が大きいことである。たとえば、法務局で取得した土地謄本の公簿面積が1,000uなのに実測面積が1,200uとなっていることがある。つまり公簿面積より実測面積が200uも大きいということだ。これとは反対に縄縮みがある。これは、公簿面積よりも実測面積が小さいことを言う。
  どうして、そんなことがあるのか。また、縄伸びで出てくる土地の面積単位で「坪」と「反」そして「町歩」がある。現代のメートル法でいうところの面積単位のuとそれはどう違うのか。
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