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第8回
マネーセミナーのタイアップ先は慎重に選別する(1)
イーエフピー株式会社 代表取締役/関東学園大学 講師 花田 敬
  ここからはセミナーのタイアップ先の選別について取り上げます。どのような相手と組むと効果的か、あるいは逆にどのような相手とは組んではいけないかを具体的に解説していきましょう。
初めて組むタイアップ先は見極める必要がある
  タイアップ先をあれこれと探しました。どんどんタイアップ候補先が見つかっていきます。セミナー営業手法は、今では、多くの業界で採用されている営業手法です。ですから、セミナーの講師ができるということで、タイアップ先は簡単に見つかります。しかし、ここで考えてください。あなたの身体は1つしかありません。タイアップ先を吟味する必要があります。
  相手のことがわからないままいきなりタイアップセミナーの話を進めてはいけません。そのタイアップ先について、多くのことを詳しく知っているならば大丈夫なのですが、それ以外の場合にはトラブルに巻き込まれないように注意が必要です。
  あなたのセミナー営業手法がうまく軌道に乗ってきた頃によくあるのが、「組んではいけない人」の出現です。理由は、セミナー講師ができ、そして、集客できるリストを持てるようにあなたがなっていたら要注意なのです。
  まず、タイアップの相手が、同じように集客できるリストを持っているかを確認します。集客できるリストがない場合は組みません。ビジネスの基本はwin-winですよね。ところが、lose-winの関係になってしまう相手も中にはいるので注意しましょう。例えば次のようなケースがあるのです。
  1つ目は、あなたのセミナー内容や運営の仕方を「盗む」ことを目的にしている人や企業です。「提案書が欲しい、詳しい内容が聞きたい」と言って、情報やノウハウだけを盗むのです。
  2つ目は、あなたが持っているリストを一方的に自分の顧客にしようと思っている人や企業です。つまり、あなたの「顧客を盗む」のです。だから、あなたは、タイアップ先を見極める必要があるのです。「税理士」が保険営業マンと組まない理由に、「顧問先を盗まれると思っている」というのがありますが、これと同じ考え方です。
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