Home > 営業スキル > 中小企業開拓につながる「会計事務所連携法」

最終回
ワンランク上の提携を実現するために
(株)リスクマネジメント・ラボラトリー エグゼクティブ・アドバイザー 中川 勉
  今回で最終回となります。これまでのまとめとワンランク上の提携について考えてみたいと思います。
会計事務所と付き合うか? それとも個々の先生と付き合うか?
  中小企業マーケットには魅力を感じるけれども、その糸口が見つからない。飛び込み営業やテレアポも効率が悪く、二の足を踏む。このような状況であるならば、会計事務所との連携は取り組むに十分値するものです。
  これまで会計事務所の先生に必ず会える方法と話法、相手(会計事務所)の立場に立った信頼関係の構築方法などをお伝えしてきました。
  紹介依頼はしない代わりに、質問や相談には徹底的にこだわって丁寧かつ迅速に応えることが、信頼関係につながることも理解していただけたかと思います。
  また、会計事務所連携のキーポイントとなる紹介への「対価」は、私なりの考えと実践方法をお伝えしました。
  最終回の今回は、全体のまとめと、一歩進んだ提携について考えてみたいと思います。
  これまでお伝えしてきたスタンスで接していけば、自然発生的に生保相談が来るはずです。来るということは被保険者の体況を除けば、ほぼ100%の確率で成約になることを意味します。
  読者のみなさんがこれまでお伝えしてきたことを実行しているのに自然発生的に紹介が出ていないとすると、この一連の流れの中でどこかが影響していますので、俯瞰してみて修正をする必要があります。
  もちろん、会計事務所の中には生保代理店をしているところもあり、先生(職員)の方は生命保険の予算を与えられているので、いくらこちらのことを信頼しスキルを理解していただいたとしても難しい場合があります。その場合には2つの選択肢が考えられます。
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