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 第10回
今、最もあなたが取り組むべきマーケットとは?
キーストーンフィナンシャル株式会社 
代表取締役 大坪 勇二
  今回は「トップセールスが実践するとっておきの3つの方法」の第3番目です。今まで述べてきたように、二極分化が進む保険業界で、勝ち組に入るためには何をおいてもリッチマーケットへの参入が絶対的条件です。
  それはわかった。でもどうすればいい、ですって?
  わかりました。そんなあなたのために、いま最もホットで、最もあなたの時間の投資効率のいいマーケットをご紹介しましょう。
なぜ今このマーケットなのか?
  さあ、今まで「キッチンテーブルセールス」から脱却するための「弱者の反撃作戦」について述べてきました。これから連載のラスト3回は、その総集編としてそれをより押し進めて、今、最も有望なマーケットとその具体的な顧客開拓について、今まで語ってきた手法を絡めながら思い切り語っていきます。
  これこそが、「トップセールスが実践するとっておきの3つの方法」のうちの3番目「有望なマーケットに時間と労力を集中投入する」です。
  ブラボー! これこそ私がいちばん書きたかったことです!

  今、もしもあなたにまだこれといった得意分野がなく、これから見つけるのであれば、私は迷わず「相続」分野をお薦めします。
  いやいやこれは、人ごとではありません。
  私自身がこの1月に、友人たちと相続専門コンサル会社を立ち上げる予定ですし、「相続」をテーマにしたコンサルタント養成の講座をもう1年も主催しているくらい、私自身が全エネルギーを投入しているそんなテーマなのです。
  相続マーケット自体は、以前からありました。
  あなたが読んでいるこのセールス手帖社さんでもいくつも教材を販売しているはずです。(私も購入しました!)

  ではなぜ今このテーマなのか、簡単に説明しましょう。
1) ご存知の通り、この1月から相続税法が大幅に改正されました。それが少子高齢化という問題と結びつき、大きな問題としてマスメディアが継続して取り上げています。すなわち社会的なトレンドとなっているので、見込み客のニード喚起に労力がいりません。
2) 相続問題に悩むのはやはりリッチ層。なぜなら金融資産が大きければ大きいほど悩みが深いから。その結果、必然的に富裕層(たいていはオーナー経営者層)とのアクセスが開けます。事業承継等他問題にも波及することが多く、案件開拓の時間効率が実にいい。
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