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もっと相手に届くメッセージを伝えるには…
有限会社T.S総合企画 代表取締役 津田 秀晴
  読者の皆さんもご承知のとおり、お客さんにはいろいろなタイプの人がいて、買い物の仕方もさまざまです。価値観も、意思決定のスタイルも、納得の仕方も、情報量や理解度もそれぞれ違います。
  それらをいち早く察したうえで、お客さんに対して最もふさわしい言葉を選び、かつ、接し方を変えることができれば、セールスの結果が向上することは間違いありません。
  そこで今回は、セールスパーソンがコミュニケーションスキルを高めるためのヒントになる書籍を紹介します。
知覚チャネルには4つのタイプがある!?
  第1回は、シェリー・ローズ・シャーベイの『影響言語で人を動かす』です。
 『影響言語で人を動かす』
 シェリー・ローズ・シャーベイ著
 上地明彦監訳
 実務教育出版刊
 2,600円+税
  まずは、次の質問をご覧ください。
ある〇〇(クルマなど)が買う価値があるって、
どのようにしてわかりますか?
  同書によれば、この質問によって、その人が買い物をする場面でどのように情報を集めるか?(知覚チャネル)を知ることができます。
  知覚チャネルのパターンは次の4つです。
 @「見るとわかる」と答えるタイプ・・・・・・・・・・・視覚型
 A「聞くとわかる」と答えるタイプ・・・・・・・・・・・・聴覚型
 B「読むとわかる」と答えるタイプ・・・・・・・・・・・読解型
 C「試してみるとわかる」と答えるタイプ・・・・・体感覚型
  ちなみに、4つのパターンの割合は、@55%、A30%、B3%、C12%だそうです。
  同書では、これをふまえたうえで、各パターンのお客さんに対して、セールスパーソンが具体的にどのような言葉(影響言語)をかけ、接していけばいいかを指南しています。
  例えば……
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