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注目される保険のネット販売
保険ジャーナリスト / 「inswatch」編集人 石井 秀樹
  パソコンやモバイル端末からの申込みを前提としたインターネットを専用チャネルとする保険会社の登場や、ネットで見込客の集客を行なう代理店の登場など、近年、ネットが保険販売のチャネルとして定着してきた。
  生命保険業界ではライフネット生命、ネクスティア生命の2社がネット専用保険会社として契約を伸ばしてきている。ネットを通じた保険販売は、時間を選ばず手軽に即座に申込み・契約ができるといった利便性に加え、対面販売に比べ募集コストが抑制できるため保険料の低廉化を図れるのが特長で、とりわけ20歳代の若年層から40歳代前半のミドル層での人気が高い。
  ライフネット生命は死亡保険(定期)、医療保険(終身)、就業不能保険を販売しているが、2012年3月末の保有件数が11万8,000件、死亡保険の保有契約高が1兆1,000億円を突破。3月15日には東証マザーズへの上場を果たしている。
  また、ネクスティア生命は死亡保険(定期)、収入保障保険、医療保険(定期)、終身がん保険をネット完結型で販売、2012年3月末の保有契約件数が4万件を突破、新規契約件数も1万7,000件を突破している。
  こうしたネットによる保険販売の伸びを背景に既存の保険会社でもネットチャネルに注力する会社が登場してきた。
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